この裃は、江戸時代の武士のもの(本物)です。遠くで見ると無地に見えますが、近寄るとおしゃれな小紋(模様)が。東京染小紋のルーツは、室町時代なのだそうですが、技術的に発達し普及したのは江戸時代。この裃のように武士の礼装に使われていました。江戸時代の町人文化の発達とともに、一般の人にも愛されるようになりました。近くでみるとおしゃれ、これが江戸の粋なのですね。
染工として5代目という根橋さんをゲストにお迎えした東京染小紋体験が始まります。ご縁があり、3年目・3回目の体験となります。6年生が4年生の時ですから、3年間はあっという間です。