3階校庭の、旗立台のあたり(砂場やうんていがあるところ)の、聖心女子学院との間のところに、白い妖精のような、チョウのような生き物が、たくさんひらひら、ふわふわしています。
主事さんが捕まえてみました。
チョウのように見えますが、「チョウ目ドクガ科」の「キアシドクガ」です。港区の木「ミズキ」を食草とする蛾の仲間です。この名前を聞いて「こわい」と思うかもしれませんが、幼虫から成虫の一生を通して毒はないのです。前足が黄色いのでこの名前がついたそうです。
幼虫は、黒に黄色(金色)の点々ととげとげの毛があるので、いかにも毒がありそうですが、ないのだそうです。ミズキの木は港区にたくさんあり、朝日中の頃は数千匹がひらひらと舞っていたそうです。毒はないのだと聞いて安心してよく見ると、目がくりっとかわいく、純白の羽もきれいで、黄色い足もオシャレです。この時期だけ見られる生き物なので、ぜひ見てください。