中学生 防災学習会 避難所設営訓練 2021年5月28日 14時12分 震災時に、白金の丘学園は地域の避難所となります。 続きを読む 28日1校時、高輪総合支所協働推進課の方々、港区の防災アドバイザーでもある防災コンサルタントの若林さん、そして白金地区防災協議会長 金子さんをゲストにお迎えして、防災学習会を行いました。ホールには8年生。オンラインで7年生が学習します。校長先生からは、「いざという時に中学生は地域の担い手となって活躍してほしい」と話がありました。避難所って何、避難所はなぜ必要なのか、学園が避難所になったらどうなるのか。たくさんのスライドや写真で説明しています。都心南部直下地震、マグニチュード7.3を想定すると港区も震度6強、今まで経験したことのない揺れとなります。建物被害、火災、怪我、余震・・・そんな中、水、トイレ、電気、通信、ガス、交通などのライフラインも寸断され、支援も受けられない状況になるかもしれません。避難所は、そのような時の地域の拠点となるのです。家が壊れていなくても、水や食料、物資をもらいに来る人、情報を取りに来る人、夜だけでもと寝にくる人・・・4000人くらい来るかもしれません。最初が肝心、居住スペースでは土足厳禁にするなど、ルールをつくったりすることが大事です。白金地区防災協議会長の金子さんは、学園の防災備蓄倉庫(区で2番目に大きい防災倉庫)の中にどんなものがあるか、そしてトイレのことについて説明してくださいました。駐車場のところに設営するマンホールトイレ、水も電気も来ない時のための簡易トイレやトイレのルール。ここでも、最初が肝心、しっかりルールをつくっておくことが大事だという話がありました。コロナ対策、防護服にフェイスシールド、ビニール手袋、このような恰好をして運営するとのことです。 この学習会を終えて、「私たちができることは思ったよりたくさんあって、地域の助け合いは必要なことなのだと学んだ」「自分たちが率先して行動しないと、ということがよくわかった」など、生徒が真剣に学んだことがアンケートから伝わってきました。そして「災害が発生した時は、避難している人をサポートし、役に立ちたい」「避難者の誘導、清掃、動物の世話」「小さい子の相手、地域の方が参加できるレクをしたい」「外国の方に英語で情報を伝えたい」「ステージで歌やダンスを見せる」など、自分たちができることをたくさん考えていました。 アンケートを読んでジーンときました。この学園には、この地域には、こんな素敵な中学生がいるのです。6月19日、実際に8年生が体育館と柔剣道場の居住スペースをつくり、7年生が撤去する訓練を行います。学園で初めての避難所設営です。 閉じる