近隣の明治学院大学を中心に、早稲田大学の先生方や大学生がサポートしてくれて「どのような課題があるからどのように解決したらよいか」と考えて実際に車を走らせることができました。STEAMとは、サイエンス(科学)テクノロジー(技術)エンジニアリング(工学・ものづくり)アート(芸術)マス(数学)の頭文字です。課題を見つけ、ものごとをさまざまな面からとらえて解決し、新しい価値を創造する力を育成するSTEAMプロジェクト。そのはじめの一歩が、6年生の今回の学習です。
大学の先生も見に来てくれています。
車の課題を今までの学習の中から考え(5年生の社会科の工業の学習など)、資料をもとにさらに課題を明らかにし、どうしたらよいか考えてプログラミングをしていく今回の活動。はじめは、マイクロビットで車が動くことが楽しくて、さまざまに命令をして動かしていた子供たちですが、次第にどうしたら課題が解決できるのかを考えて動かすようになりました。「暗くなると車の事故が増えるね」「車にはねられたりする事故はなかなか減らない」など、資料から読み取り、「だったら暗くなったら自動でライトがつくようにすればいいね」「人が近づいたら止まるしくみがあったらいいね」(現在アイサイトとして搭載された車もありますね)。
今回の発表ではプレゼンテーションを行い、実際に考えてつくった車、そのプログラミングそのものに対しての評価、そして説得力のあるプレゼンや画面の見せ方、プレゼンの作り方などへの評価も互いにし合いました。ものづくりが得意な子、考えるのが得意な子、人に説明することが得意な子、それぞれ得意なことを生かすことも今回のねらいでした。さて、白金の丘学園のSTEAMプロジェクトは始まったばかりですが、はじめの一歩は6年生がしっかりと踏み出しました。