根橋さんは、江戸時代のかみしも(本物)、根橋さんが染めた反物、そして貴重な型紙を持ってきてくださいました。すべて素晴らしい価値のあるものなのですが、特に手すき和紙を柿渋で2~3枚張り合わせ、細かい模様を手彫りした型紙は、現在つくることができる人がいなくなって、大変貴重なものです。その本物の型紙を使って、型付け体験をさせていただくのです。
紺色のランチョンマットに水でぬらした型紙を置いて、金色ののりをのせていきます。職人さんに手を持ってもらいながら自分でのりをのせていきます。型紙をあげると「わあ」。美しい模様がうかびあがります。
校長先生は、昨年に引き続き2回目の体験です。昨年は、百合と蝶の柄を選んでいましたが、今年は寄小紋を迷いながら選択。木のヘラで金色をのせて・・・
大満足な仕上がりです。校長室に飾ってあるので、ぜひ見てください。
1回ごとに、型紙を水で洗い、タオルで水気をふき取る作業があります。4年生の保護者の方が12名も来てくださり、手伝ってくださいました。型紙を洗う作業はかがんで行うので、腰が痛くなります。ありがとうございます。おかげ様で100人を超える子どもたちがスムーズに体験することができました。
子供たちと先生たち、一人ひとりが体験することができました。根橋さん、今年もありがとうございました。宝物ができました。そしてお手伝いしてくださった保護者の皆様、ありがとうございました。